初めの23歩目 46銀左急戦 対四間飛車
引き続き46銀左急戦
▲35歩に△63金と高美濃に組んだ。
△32飛と寄らない例
この瞬間は飛角銀それぞれに紐がついていないので、先手で攻めれるチャンスと思う
(個人(級位者)の感想です)
▲34歩△同銀▲24歩△同角▲38飛車
前回の記事で書いた通り、この場合の▲24歩は不要。
同角とされてみると捌き機会を与えてしまった気がする。
本譜は、△35歩▲25歩△33角▲35銀 と歩を取り返して持ち直した感
△同銀▲同飛△74歩?!
△32飛ではないか。やはり振り飛車は
捌きを狙うべきと思う。
▲34歩△22角▲24歩
▲34歩は▲34銀で良かったかもしれないが、続く▲24歩で好調。
この後は相手にミスが出て勝ちとなった。
初めの22歩目 46銀左急戦 対四間飛車
後手の四間飛車は、銀を待機し高美濃を決めたところ
候補
- △64歩~△73桂 と、45早仕掛け風
- △64銀左 と、46銀左急戦風
- △75歩~△64銀左 と、山田定跡風
△64銀左を選択
▲65歩 と即座に決戦となった。
前回調べたとおり、角交換から銀を引いて、出直す方針。
△77角成 ▲同桂 △53銀引
▲88銀と思いきや5筋で絡まれたが、
隙を見て△86歩ついて優勢になった。
初めの21歩目 46銀左急戦 対四間飛車す
46銀左急戦をはじめました。
斜め棒銀というとわかりやすい
△12香車と上がられる前に▲46銀左と仕掛けを見せるのが急戦の始まり
テーマ図
△32飛は振り飛車の常套手段
△32飛 ▲35歩 △54歩
手順中△54歩省けない一手
アプリ「振り飛車の定跡」より
本局は、△32飛を省いて△54歩△64歩
▲34歩△同銀に▲24歩△同歩と突き捨ててから▲35歩と準急戦形へ
▲38飛ならば、定跡手順の攻めとなる。
△32飛の省略は咎める研究例があった。
【研究】▲4六銀左戦法(△3二飛と受けない場合の咎め方) ( ゲーム ) - ☆☆アマ将棋道場☆☆【高段者向け将棋定跡研究】 - Yahoo!ブログ
本譜は以下、相手に悪手がでて優勢となった。
鉄の前足 初めの21歩目(将棋ウォーズ) | Shogi.io(将棋アイオー)
さて、よくあるのは定跡手順より早い△45歩の反発
▲46銀右急戦では、▲57銀引~▲66歩から持久戦にするらしいが、左ではどうか。
手元のアプリで進行例をいくつか検討した。
- ▲46銀にすぐの△45歩反発
- ▲33角成~▲57銀引
- ▲57銀引
- △88角成~△22飛
- △22飛~▲37桂馬~△44銀
結論は、どれも互角
先手は▲37桂と力を溜めて、▲46歩から反撃する。
▲33角成~▲57銀引
テーマ図より
▲35歩 △45歩 ▲33角成 △同桂 ▲57銀引 △22飛
角交換後は57銀と引く一手
▲55銀は手順に△54歩とされる
▲37銀引は右に偏りすぎる
後手は2筋を守るために△22飛
▲37桂 △21飛 ▲46歩 △同歩 ▲同銀 △54歩 (進行例1)
▲37桂と力を溜めて、46歩から反撃。
後手は飛車を引いてこびんの当たりをさけつつ香車を守り、▲31角の筋を潰して△54歩を実現
ソフト的にも△54歩 は外せない手らしい。
△54歩は手元のスマホのshogidroidで評価値106とほぼ互角(進行例1)。途中の手は広い。
▲57銀引~△88角成
テーマ図より
▲35歩 △45歩 ▲57銀引 △88角成 ▲同玉
△64角 (進行例2)
△22飛~▲37桂馬
△64角 ▲37角
とった角で飛車を狙いたくなる△64角に
▲37角と合わせうち、取らせた方が得する形。△33桂馬を見て、▲64角と角交換して▲37桂
進行例1
△5四歩(53) ▲4四歩打 △3二銀(43) ▲5五歩(56) △5三金(52) ▲5四歩(55) △同 金(53) ▲4二角打 △5二金(61) ▲8六角成(42) △6四角打 ▲同 馬(86) △同 歩(63) ▲3五歩(36) △4四金(54) ▲3四歩(35) △同 金(44) ▲4七銀(48) △4四角打 ▲7七角打 △7一角(44) ▲6八金(58) △5四歩打 ▲3五歩打 △4四金(34) ▲3六銀(47) △6三銀(72) ▲2六飛(28) △7四歩(73) ▲4五歩打 △4三金(44) ▲4七銀(36) △3四歩打
進行例2
△6四角打 ▲3七角打 △2二飛(42) ▲7八金(69) △3三桂(21) ▲6四角(37) △同 歩(63) ▲5五角打 △4四角打 ▲同 角(55) △同 銀(43) ▲6八銀(57) △6三銀(72) ▲7七銀(68) △7四歩(73) ▲9八香(99)
局面をまとめたからといってもね
金もないし、フリーの将棋に手を出して交感神経を刺激する日々です。将棋を少しでも理解していこうとWebを流れていたところ、目に止まる記事が。
先ほど「結局自分の信じる将棋を貫くのが一番」とは書いたんですけど、
「攻めに自信がないので~」のように、もう分かってる改善点は、
本来いくらでも良く出来る部分ですよね。しかしまぁ、将棋ばかりに時間を費やせなくなってくると、
良く言えば、局面をまとめてしまう能力が伸びますよね。
悪く言っちゃうと、誤魔化しが多くなるって事なんですが(苦笑)最悪、局面は誤魔化しても良いですけど、
自分を誤魔化すようになると引退だと思って将棋と接しています。
自分を信じられなくなったら、厳しい勝負では即アウトだからです。
あれまあ、自分の鉄拳じゃないですか。
いずこも、勝負事の世界のピークを過ぎたプレイヤーが課題になることは似てるんだなと。
思えば鉄拳5のころから随分誤魔化してた気がするなあ。誤魔化しても楽しめればよしと自分に言い訳してた気がします。新しい要素に適用せずに手持ち資産だけで誤魔化し続けて、どうだったのか。
初めの20歩目 山田定跡の復習
32銀型ノーマル四間飛車には山田定跡
54歩型の基本図
△3五同歩▲4六銀△3六歩▲3五銀△4五歩▲3三角成△同銀▲2四歩△同歩▲同銀△同銀▲同飛△3三角▲2一飛成△2二飛▲同龍△同角▲6六角△同角▲同歩△2八飛
までが山田定跡の定跡手順です。この局面での評価値は-376で後手優勢です。
【四間飛車 vs 急戦】山田定跡の基本手順と将棋ソフト「技巧」による解析結果 | じゅげむの将棋ブログ
ちなみに、私のスマホピヨ将棋では評価値-579でやはり後手優勢
飛び込んでみたら△33角のところで△22歩。定跡どおりとはならならい。
31角と打ってみたが。。。
結局△33角と打たれてみると状況がより悪いことになっていた。
せめて▲34飛で悪くなかった。反省。
戻って△54歩型には▲35歩と仕掛けるのは良くないらしく、▲68金直と締めて、1手指させるらしい。
山田定跡の攻めの成否は、飛車交換ののちの△22同角のラインを66桂馬と反撃含みで止めることができるかどうか、とのこと。
参考記事
【四間飛車 vs 急戦】山田定跡のまとめ ~基本的な攻め方の手順と重要な4つのパターン~ | じゅげむの将棋ブログ
仕掛け前の振り飛車側の形で指す手を整理すると
- △54歩
- ▲68金上
- △64歩
- (未調査)
- △12香
- ▲35歩
- △43銀
- -鷺ノ宮、斜め棒銀、45歩早仕掛へ
つまり、▲35歩が成立する形は
- △32銀△53歩△63歩△73歩
- △32銀△53歩△64歩△74歩
実戦は54または64を突くので、このパターンはなかなかなさそうです。
△54歩▲68金上からは
- △64歩
- △43銀
- ▲38飛車と進み鷺ノ宮定跡模様
- △12香
- △14歩
▲68金上は機会があれば調べようと思います
初めの19歩目 45歩早仕掛 対四間飛車
初遭遇か、54歩型四間飛車
69金型45歩早仕掛を試す
▲46歩△同銀▲45歩△同銀がテーマ図
△同銀以外は先手良し(らしい)
図は都合につき先後逆
候補手
1.▲同桂
2.▲33角成~▲88角
アプリ「振り飛車の定跡」様では、1.▲同桂を紹介している。
後手の応手は2通り
- 同飛
- 88角成
1-1.△同飛
▲33角 △同桂 ▲24飛
先に飛車を成り、後手の飛車成りに▲26角からの反撃が強烈
1-2.△88角成
▲同玉 △45飛 ▲23角
88角は自然そうな応手。王様が小窓から丸見えである。しかし△45飛と桂馬を払わずに狙うのは難しい。
▲23角は、一見▲22角としたいが、△33角と合わせられると同角同桂と手順に左桂を活用されて宜しくない
実践は1-2で進み、▲23角に△25飛とぶつけられた。
とるやとらざるや?
怯み▲24銀として失敗、左辺に展開した飛車にせめられ、右辺の飛車と銀が遊ぶ形となった。相手の頓死で勝てたが内容は完敗であった。
正解は堂々と▲同飛 △同歩 ▲34角成
34の馬が美濃囲いの金を直射している。1段目に飛車が打てれば金をもぎ取って美濃の急所31に銀を打てるよい格好。
ただし、評価的にはほぼ五分。まだまだ気の抜けない局面が続く。
2.▲33角成~▲88角
後手の応手は
- △36銀 攻めあう
- △43飛 受ける
2-1△36銀 ▲33角成 △37銀成 ▲42馬 △28成銀
攻め合いの様相は美濃囲いの固さがきになる。
2-2.△43飛
もたもたしていると△36銀や△47歩
▲24飛
先に飛車を成れて良さそうだが。。。
羽生善治 vs. 森内俊之 竜王戦 - 無料の棋譜サービス 将棋DB2
竜王戦2003年第一局 羽生-森内戦
が似た局面
△47歩!
▲同歩は△46歩~△36銀と不味く▲49銀 と引くが
△55歩 !▲同角 △54銀
手筋で大駒を近づけて受けらて
攻守交代となった。
▲24飛が自然なようで難しい
2-3.△43飛 ▲45桂 △同桂 ▲46銀
銀桂交換で駒得の差を活かす方針は?
ピヨ将棋で進める
△55歩! ▲同角 △53歩!
ここでも55歩
2-3-1.▲51金引 △43歩
▲同銀と取れない。
2-3-2.▲43金 △44歩 ▲24飛 △41角
自然な24飛の隙にまたまた
微有利か五分の局面が続く。
戻って
候補手はどう選ぶのか
1.▲同桂
2.▲33角成
よって、かなり話を戻すことになるが、居飛車の攻め方として、▲3三角成△同桂▲8八角の筋と、
単に▲4五桂の筋があるが、後者は▲6九金型で無ければ選べない順だということだ。▲6八金型は前者の順を選ぶことになる。
zanの玲瓏 たぶんときどき空を飛ぶ -閉鎖中- 【定跡】4五歩早仕掛け
このような詳説を書いてある方には、本当に感謝しかない。しばらく読み込もう。
所感
私の級位では、64歩型が多くで、45歩早仕掛を見送ることが多い。優勢とまで行かないが悪くはならないことがわかったので、54歩を早めに決めてきた時のみ45歩早仕掛を狙ってみようと思う。
次回
54銀型の構えを「独走銀」と呼ぶらしい
調べる手がかりを得た!
初めの18歩目 43銀型 対四間飛車
54銀が多いようにみえたが、クエストで数をこなしてみると43銀型が本筋とばかりによくみる。
ウォーズやクエストの級位に限れば
鷺ノ宮定跡の形はない
といい切れそうである。
一方、△32飛車と守られて急戦が容易でない
四間飛車の教本では、△32飛で向かうのがセオリーとして紹介されていた。
居飛車側が▲68金と待っても結局は
△64歩、△32飛、△12香
などとした形になる
△54歩は保留して▲45歩急戦を避ける手待ちしつつ休戦をかわす手順か。
32飛車のように徹底して守られるとしたなら、急戦策はなにがよかろう。
(勝つというより、手筋を覚えるために急戦をしているのだが)
この対局は出だしの形を忘れて手を戻してしまい訳が分からなくなっている。
基本図
ここから数手
▲38飛 △32飛 ▲68金 △54歩▲28飛
と戻してしまう?!
△42角▲46歩△35歩▲同歩△同飛
困った
さらに疑問手▲69金
棋力低く局面の形勢はよく分からない、が、少なくとも良くはないことをしでかしてる感触が湧き上がる。
(ピヨ将棋 -419)
11の香車に角筋が通ってるうちに45歩をつきたいが、35の飛車が邪魔である。
飛車を左に回られて42の角と連動すると左辺は69金と下げたのが仇でさらに悪かろう。。。
47金とたって右を厚くして右に逃げ込もうとおもいつく。正解かどうかはわからない。
86歩は余計だったが、飛車をおいかえすこと成功し、念願の45歩。
(ピヨ将棋 -237)
しかし、改めて見ると隙だらけ。
局面が落ち着いたとみて▲16歩、▲35歩、▲68銀など、傷をけしておくところ。
本譜は相手が緩手、悪手を2連発して一気に逆転となった。
本踏は馬を捕獲したところで投了となった
https://shogi.io/kifus/195350
さて、次の課題として
57銀左からの斜め棒銀を覚えよう